WDS・オープンサイエンス推進研究プロジェクト

戻るオープンサイエンスを目指す調査研究

将来のデータ利用体制へむけた調査研究

●我が国で数少ない国際チャンネルとしてWDS事業を活用し、国内学界・関係機関とともに将来の体制、ベストプラクティスへむけた検討を行っています。

●NICT保有科学データベースや情報技術を生かして、国際動向を見据えた新たなデータ流通手法、処理技術、利用実験などを行い、得られた知見や技術を有効活用していきます。


データセットへのDOI付与実験

(DOIデジタルオブジェクト識別子)

  • 国際的にユニークで永続的な識別子(persistent identifier)です。
  • 従来、文献のIDとして普及しました。
  • インターネット上のデータの流通用IDとして期待されていますが、データについてユースケースが不足していました。

●方針を検討して、国内の登録機関(ジャパンリンクセンター)からデータDOIを国内ではじめて登録しました。(本プロジェクトとWDS国内委員会の共同で付与したデータDOIリスト)


データサイテーション(引用・参照)

●文献や書籍、Webサイト等で過去の文献・論文の知見を引用するように、データを用いた場合に、そのデータを「引用」することが国際的に推進されるようになってきています(データサイテーション)。(例えば、FORCE11 (2014、Joint Data Citation Princieples)など)

●価値あるデータは、オープンサイエンス、オープンイノベーションのためにも広く社会で活用されることが望まれます。

●しかし、研究者や専門家にとって、自分が作成・整備したデータを公開・共有する慣習や文化がない場合も多く、またデータを公開しても専門家の活動として評価対象になることは一般的ではありませんでした。

●データを引用する、データにDOIを付与して参照を促すことで、データの生成者・整備者への評価をしようという機運が生まれています。

●また、文献と異なりデータについては形式や粒度、メタデータ(書籍における書誌情報に類するもの)が千差万別なため、公開・共有されたデータの高度利用のための技術やシステムの研究開発がもとめられています。


WDSナレッジネットワーク

●オープンサイエンスの実現において重要なオブジェクト群のリンクト・データ

●リンクト・データを超えて、相互利用できる(Interoperableな)データネットワークが国際的に求められている

●各要素がすべて相互に関連づけられた情報として分析可能になる

●多面的な情報利用を目指す


SALMON

SALMON (System for Arctic Middle and upper Atmosphere Observationdata Network)では、情報通信研究機構(NICT)の行ってきたアラスカ大学などとの共同研究により取得された中層大気・超高層大気の観測データや、関連する国内の中層大気観測データなどを表示・公開しています。
また、このシステムには、沖縄での気象・海洋観測データ、東京都小金井市(NICT本部)周辺の都市大気観測データ、等のデータベースが収容されており、別途Webサイトを構築しています。順次、ご案内していく予定です。