渡邉委員長より報告があり、提案通り確認された。
村山委員より、2013年10月17-18日、NICT麹町オフィスで開催された、WDS-SC(第9回)について報告があった。 この時点における会員数は76ヶ所。Data Publication、Knowledge Network、Certificationの3ワーキンググループが活動中。 2014年11月2-5日にWDSとCODATAの合同研究会SciDataCon 2014がインドで開催されるため、当小委員会としてもセッションの提案や講演投稿を積極的に行うこととした。 また、WDS-IPOの活動を支援するため、「日本WDS振興会」が設置されたことが報告された。 この団体は、当面任意団体として活動を行う。
金尾委員より、2013年10月15-16日に東京上野国立科学博物館で開催された、International Forum on “Polar Data Activities in Global Data Systemsについて報告された。口頭発表は、招待講演(keynote、計7件)と一般講演(計19件)を含む7つのセッションが2日間で行われた。各セッションは、「国際極年IPYから得た教訓」、「データ管理運営の実際」、「出版と引用の実際」、「データ共有と観測ネットワークの実際」、「データセンターのサービス」、「極域科学データマネージメントの将来展望」、に分かれており、南極(SCAR)、北極(IASC)、世界データシステム(WDS)の関係者により様々な関連講演があった。また、ポスター発表(計21件)は、昼休みの時間をコア・タイムとして、「日本館」会議室で行われた。海外及び国内発表者により、データセンター活動やデータベース等の内容を中心に、詳しいポスター説明がなされた。参加者概数は、国内60人、海外40人。
日本に設置された旧WDC(2ヶ所のWDSメンバーを含む)が保有するデータに対して、DOIを付与する方向で検討が進んでいることが、家森、村山両委員より報告され、WDC小委員会として協力することとなった。また、論文中におけるデータ引用を促進するため、学術誌等における論文審査において、データソース引用のチェックを徹底する方向に向けた働きかけが重要であることが指摘され、今後検討を行うこととした。
渡邉委員長より、国内に設置された旧WDC(8ヶ所)と、WDSの活動に関心を持っているデータセンター等のデータ関連活動の国際的な可視化を図り、将来的にはWDSのメンバーとして登録申請を行う方向で、ホームページ等を整備することが提案され、承認された(別紙参照)。 組織名は“WDS Japan Netとする方向で検討中。 ホームページ開設等の具体的な作業は、NICT統合データシステム開発研究室に依頼することとなった。主な内容は、我が国におけるWDCからWDSへの経過、参加機関が保有するデータに関する情報、WDS小委員会活動報告など。
研究会セッションとして、太陽電波WDC、宇宙線WDCなどの活動が報告された。
関連委員会等の報告があった。